弦はギターとの相性で選ぶのがベスト!12の弦メーカーを解説
弦はギター本体と同じくらいに大事なものです。それだけに、材質や強度など各メーカーも様々な工夫を凝らし、より良い音を追求しています。そのようなメーカーの工夫がギター初心者だけでなくプロギタリストすら悩ませます。
では、いったいどのメーカーの弦を買えばいいのでしょうか。
このサイトでは、日本で販売されている弦のメーカーとその種類、パッケージからの見分け方や大まかな特徴についてまとめてみたいと考えます。
序 ギターとの相性で弦を選ぶ理由
あなたのギターにおすすめの弦は?
スバっと答えられれば良いのですが、残念がらお答えできません。
なぜなら、同じ製作家・メーカーで同じ材質のギターであっても、同じような鳴り方をしないからです。
また、弾き手の技量や指の形、爪の形によっても鳴り方は変わります。
ですから、自分と自分の楽器に合った弦を探し続けるしかない というのが結論です。
幸か不幸か、弦は消耗品であるため弾けば弾くほど劣化していきます。そのタイミングを利用して、いろいろな弦を試してみましょう。
メーカーさん推奨の弦の組み合わせ方や有名ギタリストが使用している弦の組み合わせは、あくまでも参考程度に。
だって、10万円のギターと100万円のギターってだけでも違いがでそうな気がしませんか?
セット弦から購入し、ハーフ、バラ弦などを試してみる
多くの場合、1~6弦がセットになって販売されています。まだよくわからないうちや、何を試そうかと考えているうちは6本セットから張ってみるのが良いでしょう。
メーカーによっては、低音3本または高音3本がそれぞれセットになったハーフセットや
1本ずつバラバラの弦 (通称:バラ弦) が販売されています。
セット弦を張り変えた後しばらく使ってみて、使用感を確認し組み合わせ方を考えてみましょう。
ハーフセットがない場合は、2種類のセット弦を購入して、低音と高音を違う組み合わせにして試してみるなど、ご自身で工夫してみてください。2回組み合わせ方を試せます。
弦は材質とテンション(張りの強さ)で選ぶ
6本のセット弦は低音弦(4~6弦)と高音弦(1~3弦)が組み合わされています。なぜこの2つの組み合わせになるのかは言うまでもありません。低音弦は金属で加工されていて、高音弦は釣り糸のように透明であるからです。
低音弦は金属加工のうち研磨されているものや、銀メッキ、金メッキされているものがあり、
高音弦は、ナイロン、 フロロカーボン(フッ化炭素)素材やナイロンにポリアミドを含有させたチタニウム弦などがあります。
いずれも音質や安定性、耐久性などに違いがあります。
また、低音・高音それぞれに張りの強さが設定されていて、緩いものから順に
ライトテンション → ノーマルテンション → ハードテンション → エキストラハードテンション
と4種類ほどの設定があります。
テンションが強くなるほど指離れはよくなります。一方で音は堅くなり、左手で押さえる力も右手で弾く力もより必要になってきます。
次からはいよいよ各メーカーの弦について解説していきます。未記入のところは追々書き足していきます。
1) ダダリオの弦

ダダリオ(D’Addario)のクラシックギター弦の種類と見分け方
ダダリオ(D’Addario)社はアメリカ合衆国に本社をおく弦のメーカーです。ひょっとするとダダリオという名前よりもプロ・アルテという名前を聞き慣れているかもしれません。 クラシックギター弦以外にも、ベースや
2) サバレスの弦

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3) オーガスチンの弦

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AUGSTIN(オーガスチン)の弦の種類と販売されているセットについてまとめた記事
4) ハナバッハの弦

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1869年創業のドイツの老舗ブランドです。アントン・ハナバッハが創設した会社を元に、数世代にわたりハナバッハファミリーが経営を続けてきまし…
5) ラ・ベラの弦

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ラ・ベラは(La Bella ※現地語読みで言うとラベジャになるのでしょうか?)は、ニューヨークに本社と工場を構えるクラシックギターやフラメンコギターの弦メーカーです。現在もハンドメイドでの製造を続けている会社です。 発