サークルに入る前に知りたいこと
晴れて大学入学を果たして、華やかなキャンパスライフを思い描いている新入生。
一人暮らしで大学に通う新入生にとっては、友達ができるか、お昼を一緒に食べられるかなどドキドキも多いはずです。
各大学のアンサンブルではツイッターで質問箱を用意し、新入生の様々な質問に答えています。
またこれらの質問は、新入生特有のものもあれば、社会人アンサンブルにおいても同じ傾向にあります。
たくさんのアンサンブルを紹介させていただくうちに、初めてアンサンブルに入ろう、サークルに入ろうとしている人がどなことを考えているか、またクラシックギターのアンサンブルに何を求めているのかなど、各大学に寄せられている共通点から回答をまとめていきます。
始める前の不安は、活動をしていくうちに自然と解消されていくのですが、わかっているなら予め知っておきたいこともたくさんありますよね。
1 初心者でも大丈夫ですか?
最も多い質問はこれです。
ギターは誰もが手に取れる身近な楽器になりましたので、弾いてみようと思ったことのある人は多いはずです。
しかし、始めた瞬間に挫折を味合う楽器でもあります。
左指で弦を押さえて爪弾いても音が出てくれない。コード「F」の壁なんて言葉も。
さらに、音楽の授業以外では楽譜をみたことがないという人もいます。
そうした不安をまず取り除くことが必要ですね。
ギターを触ったことがなかった新入生のビフォー・アフターを動画で紹介している大学がありました。こうした動画は、初めてギターを触る人にとってはとても勇気付けられます。
2 ギターは絶対買わなきゃダメですか?
次に多い質問がギターの購入についてです。
入門用のギターとはいえ、費用は5万円〜10万円。高校を卒業したての学生さんにとっては高価な買い物になってしまいます。
また、これから先ずっと続けていくのかとも迷うところです。
いずれ自分のギターが欲しくなることは間違いないのですが(笑)、早い段階での購入については慎重になりがちですので、同調圧力のないようにしたいところです。
多くの大学サークルでは、部室にギターが保管されています。手入れされているものもあればそうでないものもあり、安定した音が出せるかと言われれば疑問のつく楽器さえあります。
ギターの良し悪しによって、上達のスピードも変わるので、時期を何度かに分けて購入するといった方法も良いかもしれません。
私は、夏休み前に購入しました。時期としては早い方かと思います。ですが、全額をその日に納めたわけではなく、サークルや部で購入してもらって、少しずつ返納していったと記憶しています。
こうした方法をとってもらえると、アルバイトしながら購入できるので一人暮らしの学生には助かりました。
ただ、中には費用を納めずに持ち逃げしてしまいそうな人もいましたので、そのあたりの信頼関係はきちんと築いておきたいものです。
3 男女比は?
3番目の気になる質問は男女比でした。
男性だけ女性だけのサークルより両方の人数が多い方がなんとなく嬉しいと感じるのは私だけでしょうか。
高校が男子校・女子校だったり、受験のために色々我慢していたり、そんな彼ら彼女らにとって大学での出会いは心踊ることの一つかもしれません。
また社会人アンサンブルに入ろうと考える方も、新しい出会いや刺激を求めている部分は少なからずあります。社会人アンサンブルでは年齢層もまた同様に気になることのようです。
こうした情報はこのサイトでも積極的に発信していきますので、各サークル、アンサンブルの紹介でも、取り上げいただけたらと思います。
4 アルバイトをする時間はありますか?
これもよくある質問です。
ズバリ言うとバイトはできます。
面白いことは、年々優先順位が ギター > アルバイト ・パートとなっていきます。
サークル活動は本人の意思によって参加、不参加を決めれば良いのですが、コンサートの前などは全体に対する配慮は必要ですよね。
時間は上手にやりくりしましょう。
5 部費はいくらかかりますか?
これが意外と公表されていません。実はかなり気になります。
最初の備品を揃えるために入会金を必要とする場合もあります。
部費は積み立てながら、必要な費用に充てがいます。
・練習場所(スタジオや公民館などを借りる場合)
・コンサート会場費(音響や照明、リハーサル室など)
・講師料
・宣伝に必要な費用(チラシ、ビラ、)
・事務用品、おやつなどの雑費
コンサートの会場費は、人数が多くても少なくてもかかる費用は一律なので、メンバーが多い方が一人当たりの負担は少なくなりますね。
この他にも
・合宿費(夏・春・追い込み)
・個人的な消耗品(弦、ヤスリ等)
大凡でもいいので金額を伝えられると、不安は解消されるかもしれません。
その他の質問
他のサークルとの掛け持ちは?
メンバーの中には、アルバイトをいくつも掛け持ちしたり、
他のサークルやアンサンブルに顔を出している人もいます。
できないか、できるかだけを言えば、できます。
それでも時間とともに一つに絞られていくのが傾向ですね。
他大、他団体との交流は?
学生ギター連盟に所属していたり、
なんらかの協会に所属しているサークルやアンサンブルは
定期的な交流会があります。
交流会もその団体ごとに違って、
合同で演奏する場合もあれば、それぞれの演奏を聞きあうだけの場合もあります。
合同演奏がある場合は、練習での交流もあります。
また、他の楽器(マンドリン、声楽、ピアノなど)との交流がある場合もあり、
場合に応じての対応は求められるかと思います。
他大生でも入っていいの?
社会人アンサンブルでも学生アンサンブルでも、外部関係者の入部・入会を断っている場合があります。
一方で誰でも歓迎!と言う場合もあり、こればかりはそのサークルやアンサンブルの慣習になってしまいます。
さすがにこうした情報は直接教えてもらうしかありませんので、問い合わせ先からぜひ聞いてみてください。
サークルやアンサンブルに問い合わせをするのは、少し勇気がいるかもしれません。
しかし、問い合わせられる側からすれば、私たちのサークルやアンサンブルを知ってもらえていると言う喜びがあります。
是非、問い合わせてみてください。